山の水平線

山登りや写真撮影の記録です。山の様子や写真について徒然にお伝えします。

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夏場の現像

夏は気温が高いため、現像の温度に気を遣います。現像は今まで液温20度、時間13分で練習してきたため、その環境を作るのに苦労しました。今回は現像液を希釈するための水道水を冷蔵庫で冷やしたのですが、いざ希釈してみると24度だったため、保冷剤を使って…

夏山の雪道

山の上では平地と季節の巡り方が違うため、山登りの最中に季節外れのものに出会うことがあります。初夏の雪がその一例ですが、これに出会うと引き返そうかどうしようか悩むところです。アイゼンをつけたとしても雪解けの季節は踏み抜きの可能性がありますし…

梅雨のカメラ整備

雨の日、外に出て雨模様の写真を撮ることも素敵ですが、埃が舞いづらいのを利用して室内でカメラ掃除をするのもまた良しです。オールドレンズはカビやすいので、時々念入りに掃除をします。繊細なレンズ部分などは滅多に触りませんが、梅雨時期にはクリーナ…

高山植物(ニッコウキスゲ)

夏に黄色く逞しい花を咲かせるニッコウキスゲ。この花を見るといつも、夏だなあという気持ちになります。国内に有名な群生地がいくつかあるため、比較的身近な高山植物ではありますが、この花も他の多くの高山植物と同様に花開くまでに長い期間を必要とする…

山の池

ダムは別として、山では大水に出会うことは珍しいです。山中の大水は危険と隣合わせな場合がほとんどなため、普段ならあまりお目見えしたくないものですが、晴天となると少し話は変わります。長い登山の道すがら、休憩ながらに晴れた空の下で池の穏やかな水…

山の動物(雷鳥)

山を歩いていると動物に出会うことがままあります。たいてい警戒心が強いため「あ」と思っている間にどこかに行ってしまうことがほとんどですが、じっくり見ていられる動物がいます。雷鳥です。アルプスを歩いていると時々出会います。登山道でいきなり座っ…

高山植物(チングルマ)

梅雨の時期は高山植物が沢山咲いているのですが、何しろ天気が悪いために、晴れた空の下で花が咲くといった景色に出会うことは珍しいです。風が強いことも多いので、写真も撮るとなると条件はあまり良くありません。ただ、山中でしっとりと体を濡らす雨の匂…

山を歩きながら考えたこと

登山道を歩いていると、美しい景色や元気な草花もさることながら、倒木や切り株、枯れ草や散る花など、朽ち果てていくものに触れることも同じくらいあります。個人的にはそういったものを写真に撮ってみることも好きです。一見役目を終えたように見えるそれ…

高山植物(コマクサ)

高山植物の女王ともいわれているのがコマクサです。小さな新芽で何年間か過ごすので、成長するのに大変時間のかかる植物です。根が1mほどあり、他の植物が自生できないような礫場で花を咲かせます。一般的には桃色ですが、亜種もあるのか赤色のものや白色の…

高山植物(ツガザクラとイワカガミ)

先日、高山植物のアカモノの写真を載せましたが、今回はツガザクラの写真です。アカモノ、ツガザクラともに釣鐘状の似た花ですが、葉の形を見ると違いがわかります。葉が太く丸みがあるのがアカモノで、細く鋭いのがツガザクラです。どちらも小さく可憐な花…

高山植物(アカモノ)

初夏に咲く、釣鐘のような形をした小さな高山植物です。桜色の飾らない様子がかわいらしく、山道で見かけると「あぁ、山に来たなあ」と感じる植物の一つです。花の形だけみるとツガザクラやコケモモと似ていますが、花の大きさや葉の形をみると区別がつきま…

高山植物(雪割草とハクサンコザクラ)

初夏に山を歩くとかわいらしい高山植物が沢山咲いています。雪解けの山で時々に見かけるのが雪割草とハクサンコザクラです。一見すると似ていますが、花びらを見ると見分けられます。花びらのハートの切れ目が浅いのが雪割草で、深いのがハクサンコザクラで…

オールドレンズ

デジタル撮影のときのレンズは、フィルムカメラ時代に作られたレンズ(いわゆるオールドレンズ)を使っています。使うには、レンズとカメラ本体をつなぐマウントアダプターを別に買う必要がありますが、撮れる写真には独特の風味や味わいがあります。 SONY α…

使っているフィルムや薬品について

フィルム撮影で使っている薬品等の組み合わせを紹介します。今はまだ数をこなすことを大切にしているため、手に入れやすいものを使っています。フィルムはSEAGULLのORIENTAL ISO100 、現像液は 富士フイルムのミクロファイン、停止液はクエン酸液、定着液はS…

自然のもの、人工のもの

自然のものの写真をよく撮りますが、最近は近場を散歩をしながら写真を撮っているので、人工のものを撮ることも増えてきました。撮る対象によって写真の印象を変えると楽しいのかなと思うことがあります。例えば、単純な例ですが、自然のものを固い印象で撮…

谷川岳(群馬県)

ある程度標高の高い山に登ると、雲が海のように広がった景色(いわゆる雲海)に出会うことがあります。前夜の湿度が高いときに見えやすいので、当日は曇り気味の中を歩くことが多いです。そんな登山の山頂で雲海を見れると、ほっと一息晴れやかな気分になり…

立山の夕暮れ

日帰り登山が多いですが、たまにテントを張って山に泊まります。普段は夕暮れ前に下山するため、夕暮れ時はあまり経験できません。山の夕暮れは静かで、どこかあたたかみがあります。目に映る景色が橙色に染まる中、ときに昔を思い出して郷愁に浸るのも、な…

フィルムのスキャン

現像したフィルムのスキャンは自宅のフラットヘッドスキャナーで行っています。フィルムそのものをデジカメで撮影する、いわゆるデジタルデュープも試してみましたが、微調整に結構神経を使いました。この先何年もその作業を行うと考えると気持ちがもたなか…

白馬岳(長野県)

天気のよい日は尾根歩きが眺めがよくて気持ちがいいです。自分が歩いてきた道もはっきりと見えます。ただ、天気の悪い日は雷や風の影響を受けやすいため、足早に通り過ぎたいところです。くわばらくわばら。 印象的だった尾根道(白馬岳)

Nikon S2

フィルムカメラは Nikon S2 を使っています。レンズは NIKKOR-H・C です。登山用に、黄色フィルターとレンズフードを付けています。いつか純正のレンズフードを付けてみたいなと思っています。やっぱり純正品は格好いいです。

利尻山(北海道)

森林限界を超えたところにある高山植物の群生地は「お花畑」と呼ばれています。なぜか丁寧語の「お」が付いています。昔、生物の教科書にこの言葉が出ているのを見て心が和んだ記憶があります。 印象的だったお花畑(利尻山)