山の水平線

30代社会人の山登りや写真撮影の記録です。静かな山の様子や写真について 徒然にお伝えします。

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山の池

ダムは別として、山では大水に出会うことは珍しいです。山中の大水は危険と隣合わせな場合がほとんどなため、普段ならあまりお目見えしたくないものですが、晴天となると少し話は変わります。長い登山の道すがら、休憩ながらに晴れた空の下で池の穏やかな水面などを見ていると、すっと静かな気分になることができます。風も爽やかなので、お弁当などを広げると一層美味しい時間になります。

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白馬大池

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白馬大池

 

山の動物(雷鳥)

山を歩いていると動物に出会うことがままあります。たいてい警戒心が強いため「あ」と思っている間にどこかに行ってしまうことがほとんどですが、じっくり見ていられる動物がいます。雷鳥です。アルプスを歩いていると時々出会います。登山道でいきなり座っている姿に出くわすときもあるので、こちらが驚くときもあります。そういう時は、驚かさないように遠くから見守ります。とある山小屋の主人が言っていた話ですが、日本の雷鳥は警戒心が少ないそうで、それは「古くから人と鳥が関係が築いてきたから」だそうです。かわいらしい姿を見てほっこりするのは、今の人も昔の人も変わらないのかなあと思ったりします。

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雷鳥北アルプス

 

高山植物(チングルマ)

梅雨の時期は高山植物が沢山咲いているのですが、何しろ天気が悪いために、晴れた空の下で花が咲くといった景色に出会うことは珍しいです。風が強いことも多いので、写真も撮るとなると条件はあまり良くありません。ただ、山中でしっとりと体を濡らす雨の匂いがさわやかだったり、一瞬の晴れ間に光る雨粒が心を温めてくれたりすると「ああ今日も楽しかったなあ」と思って下山できます。

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チングルマ(とハクサンコザクラ

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曇天の山肌を覆う高山植物(平標山)